どうも、アクアリウム初心者の私です。
私は現在、30cmハイタイプ水槽(高さ40cm)をメイン水槽として使用しており、やや過密気味にて飼育してます。
水槽管理と一言で言っても色々とありますよね!
毎日行う管理で言えば…
- 生体への餌やり
- 水換え(1/20の量)
この2つのみです。
水換えの理想は「毎日水換えすること」らしいので、私はできる限り水換えを毎日行ってます。30cmハイタイプ水槽は水量が32Lありますので1.5Lのペットボトル分の水が入れば実質的に水の総量に対して1/20を水換えできたと言えます。実際には外部フィルターにエーハイムクラシック2213を使用しておりますので、そちらの水量が約3Lありますから水の総量は35Lです。
併せて、1週間の中で1〜2度程行う作業が
- コケ取り
- 底床掃除
こちらの2つです。
毎日は大変だけど、慣れれば意外と簡単だね
水替えをこまめに行えばコケも生えにくく、フィルターも汚れにくいのでフィルター掃除の頻度も減らせて管理が更に簡単になります。しかし、それでも外部フィルターの掃除は行わなければいけません。
特に一番大変なのが…
ガラスパイプの掃除です。
透明で見栄えもキレイなガラスパイプですが…
時間の経過と共にドンドン汚れていきまして…
ご覧のように、ガッツリと汚れてしまってます。
これではせっかく見栄えがキレイで選んだ透明のガラスパイプが返って汚く見えて最悪です。
ストレーナーはもはやコケに塗れて無残な姿になっています。コケだらけのストレーナーが原因なのかは不明ですが、外部フィルターの流量も低下している気がしますし、何より音がしてきたので掃除とメンテナンスをするタイミングになりました。しっかりと掃除して綺麗にしていきたいと思います。
ちなみにこのストレーナーは安く購入できるので、気軽に新品に入れ替えられます。
ただし、取り替え作業が気軽に行えるかと言われれば、ガラスパイプの掃除に併せてになるので、手間はかかります。その点は大変ですね。
外部フィルターを安全に外す
まずは掃除するにあたって、外部フィルターを安全に外しましょう!
外部フィルターを安全に外すために、まずは外部フィルターの電源を切ってください。
外部フィルターを取り出すので、コンセントもしっかりと抜いておきましょう!
外部フィルターを安全に外すためには、ダブルタップがあるととても便利です。
このダブルタップですが、エーハイムのクラシックフィルターには標準で付属しております。
お値段もそれなりにするのですが、それが標準で付属しているだけでもエーハイムの外部フィルターがとてもお買い得なのがわかります。
単品で購入すると意外と高いです。
それでも、エーハイム以外の外部フィルターを使用している場合には、別途こちらのダブルタップを購入することを強くオススメします。
この時、必ず全てのダブルタップの栓が閉められていることを確認してください。
全ての栓が閉められているならば、水はほとんど漏れることなく安全に取り外せます。
取り外した後の様子がこちらです。
ほとんど水漏れもなく安全に取り外すことができました。
ガラスパイプを安全に取り外す
ガラスパイプを取り外した後の様子がこちらです。かなり汚れており、ストレーナーは新たな生き物のように毛むくじゃらですね。私自身もこの汚い汚れをしっかり綺麗に取れるか自信がなくなりつつあります。
この時、画像のようにガラスパイプからホースを抜く際には、ガラスパイプ側に一度押し込んで「カチッ」と音がしてズレるくらい押し込んでから引き抜くと簡単にホースが外れます。
外したい気持ちから先に抜こうと引っ張りがちですが、「急がば回れ」「押してダメなら引いてみな」という諺に倣い素直に押し込んでから引き抜きましょう。
外部フィルター内の水は再利用する
外部フィルター内にはまだ水が残ってます。この水は清掃の際に必要です。捨てずにしっかりとバケツに入れて保管しておきましょう。バケツを用意してダブルタップを開きます。
この外部フィルターの中に残っていた飼育水はとても貴重です。
これを使用する理由としては、水道水を使用すると当然ながら外部フィルター内が塩素に汚染されてしまいます。
その付着した塩素が水槽内に混入してデリケートな生体に影響してしまうのです。
そのため、水道水で洗っても良いのですが、その後は飼育水ですすぎ洗いをすることをお勧めします。
また、生物フィルターの多孔質の濾過材には多くの微生物が住み着いてます。
水道水で洗うと当然ながら微生物は塩素によって死滅してしまうので、バケツ内の飼育水で簡単にすすぐ程度で十分です。
ガラスパイプを洗う
ガラスパイプを洗っていきます。
ガラスパイプを洗うための流れを簡単にまとめてみました。
漂白剤に漬け込む
ガラスパイプをジップロックに入れて、その中に漂白剤を投入します。
ジップロックに入れる理由は、漂白剤の使用量を減らせるためです。
また、ジップロックに入れてそのまま振ることで全体に満遍なく漂白剤を行き渡らせることができます。
基本的に放置しておいて、その他の清掃に時間を費やせますので効率的です。
たまにシェイクして漂白剤で浮いてきた汚れを取り除きます。
ホース内の汚れを取り除く
ホース内の汚れを取り除く際、ホースクリーナーを使用されている方も多いのではないでしょうか?
ホースクリーナーを使用するのも良いのですが、実際には何往復もさせなければいけず、時間も手間もかかってしまいます。
そのような手間もかけず、道具も使わずに簡単に掃除する方法が…
ウール(綿)を使った掃除です。
ウールは物理濾過用のウールで大丈夫です。
ダイソーなどの100均で販売されているウールで構いません。
それらをホースに丸めて詰め込んでください。
あまりきつく詰め込みすぎないように、まずは強く圧縮せずに丸めて詰め込みましょう。
ウールを詰め込んだら水道からの水流で押し流しましょう。
たったこれだけで綺麗になります。
おそらく、1回で8割くらい綺麗になるのではないでしょうか?
その後、もう数回試せば完全に綺麗になります。
ガラスパイプの残った汚れの除去
さて、肝心のガラスパイプに残った汚れを取り除きます。
漂白剤に漬け込んで放置していたので6割くらいは綺麗になっているかと思いますが、そこからがなかなか汚れが落ちません。道具レスで掃除しようと思っていたわけではなく、ホースクリーナーを持ち合わせていなかったために道具を使わずに掃除せざるを得ませんでした。
ホースと同じようにウールを詰め込んで水流で押し流して掃除ができたら簡単だったのですが、ガラスパイプの吸水パイプ側は形状的に片方が閉じており、ウールの出口がありません。
そうなるとウールを詰め込んでしまったらアウトです。
何か良い方法はないだろうか?
考えた末にたどり着いたのが…
小さな粒で擦り取るという方法です。
家にある小さな粒…
米粒などがそれに該当します。
あとは、水槽に使用している底砂でも良いですね!
私の場合は…
賞味期限の切れた白ゴマを使用してみました。
ゴマ(粒)をガラスパイプ内に入れて、その中に水も入れます。
そしてひたすら振る!シェイク!します。
すると、どうでしょう!
ピカピカに綺麗になりました。
ゴマじゃなくても、粒状であれば問題ございません。
道具がなくて一時は絶望しましたが、結果としてホースクリーナー不要でガラスパイプを綺麗に掃除することができました。工夫の勝利です!!
その他気になる部分も綺麗にする
今回は外部フィルター内のウールマットなどはそこまで汚れていなかったため、外部フィルター内は飼育水で軽くすすぐ程度にします。
若干動作音が気になったため、モーター部分を掃除します。
モーター部分を軽く綿棒で掃除するだけでOKです。
これだけで音が随分と静かになりました。
まとめ
ホースクリーナーを用意するに越したことはありませんが、ホースクリーナーがなかった時でも、工夫次第ではホースやガラスパイプの中を掃除することができます。
道具があった方が楽な場合もあるかもしれませんが、道具がなかった場合でも掃除は可能です。
ホースクリーナーでも汚れが落ちなかった場合、このウールを用いて押し流してみたり、ガラスパイプには粒を使ってこすり洗いをしてみると良いでしょう。
困った際にはぜひお試しください。
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