大人向け粉ミルクは高いので幼児向けで十分

和光堂 フォローアップミルク ぐんぐん 830gの缶タイプの外観

最近、健康に対する関心が高まりつつあります。

理由としては、筋トレブームも追い風となり、そこに風邪をひけないような風潮が加味されているからだと思います。

最近、ドラッグストアにも陳列されており、様々なメーカーから販売されている変わった食品に私も惹かれました。

それが…

大人の粉ミルクです。

赤ちゃんプレイに使用するものでしょうか?
冗談はさておいて、プロテインのように使用するのでしょうか?

マーケティング会社の調査によると、大人向けの粉ミルクを飲んだことがあると回答した人は約10%程いたとのことです。
意外にも多いですね!!

そして、飲んだことがない人でも興味があると回答した人が約70%いるという結果になりました。大人向け粉ミルクを見て興味を持ったのは私だけではなかったのです。

この大人向け粉ミルクは登場からわずか4年で市場規模が3倍になってます。
大人向け粉ミルクは健康市場にて市民権を得ているといっても過言ではないでしょう。

でも、幼児向け粉ミルクとどう違うのでしょうか?
乳幼児向けの粉ミルクを大人が飲んだらダメなのでしょうか?
大人向けと題しているのだから、大人は大人向けを飲んだ方が良いのでしょうか?

今回はそんな疑問について調べてみました。

目次

粉ミルクって何?

そもそも、粉ミルクとは何なのでしょうか?
まずはその疑問を明らかにすることで大人向け粉ミルクとの比較に繋げたいと思います。

一言で言えば、母乳に限りなく似せて作られた乳幼児向けの食品です。

調べてみると面白いことに、粉ミルクの成分は母乳の代替品として使用される大切な食品のために法律で決められた栄養素を満たさなければいけないのです。

つまり、国内で販売されている粉ミルクは全ての栄養素において一定の基準を満たさなければ販売できません

ちなみに乳幼児というのは0ヶ月〜9ヶ月と定められているようです。
9ヶ月目以降の離乳期に与える専用の粉ミルクはフォローアップミルクとも呼ばれております。

それなら母乳は母親の負担もあるし、粉ミルクでいいんじゃない?

そう思われるかもしれませんが、粉ミルクでは決して摂取できないものがあるのです。
それが免疫です。

乳幼児は母親から母乳を通じて免疫も共に摂取することができるため、子供の感染予防に効果があると言われてます。

とにかく、1歳近くまでの赤ちゃんにとっての完全栄養食として母乳があり、そしてそれに限りなく似せた成分を持つ粉ミルクがあるわけです。

ここで重要なのは
1歳までの乳幼児にとっては完全栄養食である
ということです。

それ以降の年齢には母乳や粉ミルクのみでは栄養が不足してしまうという点は理解しなければいけません。

大人向け粉ミルクの開発経緯において、乳幼児がそれだけで元気に育つ完全栄養食だから体に良いだろうと乳幼児向け粉ミルクを飲んでいると言う意見が少なくなかったとありますが、乳幼児にとっては完全栄養食でも大人には完全栄養食にはなり得ないのです。

乳幼児向け粉ミルクは大人に害がある?

よく、乳幼児向けの粉ミルクは大人が飲むべきではないといった意見があります。
それは何故でしょうか?

粉ミルクの成分を大まかに説明すると5つの成分から成り立ってます。
多い順番に並べ記載すると以下の通りです。

  • 炭水化物
  • 脂質
  • タンパク質
  • ミネラル
  • ビタミン

こちらの雪印メグミルクから発売されている粉ミルクを参考にしてみましょう。

粉ミルク100g中には…

  • 炭水化物:55.4g
  • 脂質:27.8g
  • タンパク質:11.7g

これだけで合計94.9gです。
ちなみに、全ての成分表も記載しておきます。

エネルギー:514kcal/たんぱく質:11.7g/脂質:27.8g/炭水化物:55.4g/食塩相当量:0.38g/ビタミンA:450μg/ビタミンB1:0.4mg/ビタミンB2:0.8mg/ビタミンB6:0.4mg/ビタミンB12:1.5μg/ビタミンC:65mg/ビタミンD:8.5μg/ビタミンE:4.5mg/ビタミンK:23μg/ナイアシン:4.3mg/パントテン酸:4.0mg/葉酸:100μg/ビオチン:15μg/カルシウム:350mg/リン:200mg/鉄:6.2mg/カリウム:500mg/マグネシウム:37mg/銅:0.31mg/亜鉛:3.0mg/セレン:7μg/タウリン:26mg/シスチン:195mg/リノール酸:5.2g/α-リノレン酸:0.65g/ドコサヘキサエン酸(DHA):70mg/リン脂質:210mg/ヌクレオチド:6mg/オリゴ糖:2.5g/シアル酸:193mg/コリン:65mg/イノシトール:60mg/β-カロテン:40μg/塩素:310mg/灰分:2.3g/水分:2.8g

原材料を見てみましょう。

原材料:ホエイパウダー(オランダ製造又はフランス製造)、植物油(パーム核油、大豆油、パーム油、カノーラ油)、乳糖、脱脂粉乳、バターミルクパウダー、全粉乳、カゼイン、乳清たんぱく質濃縮物、たんぱく質濃縮ホエイパウダー、精製魚油、酵母/塩化K、リン酸Ca、V.C、硫酸Mg、炭酸K、クエン酸K、クエン酸鉄Na、イノシトール、タウリン、硫酸亜鉛、シチジル酸Na、V.E、ナイアシン、パントテン酸Ca、硫酸銅、V.A、5′-AMP、ウリジル酸Na、V.B6、イノシン酸Na、V.B1、グアニル酸Na、葉酸、カロテン、ビオチン、V.D、V.K、V.B12、(一部に乳成分・大豆を含む)

ここで注目すべきは乳糖です。
粉ミルクの成分表を見ても分かる通り、ホエイパウダー、植物油に次いで多くの量が含有されてます。
これが炭水化物のメインとなる成分になります。

乳糖は小腸にてラクターゼと呼ばれる消化酵素によって分解されて吸収されるのですが、このラクターゼが成長に伴い活性が落ちてしまい、乳糖を分解できなくなってしまいます。

これを乳糖不耐症と呼びます。
乳糖不耐症の主な症状は下痢です。

ぴえん君

牛乳を飲むとお腹緩くなりやすいのだけどこれって病気なの?

不安に思う方も多いでしょうが、安心してください。

日本人の95%がこの乳糖不耐だと言われてます。
むしろ、哺乳類は本来授乳期を過ぎるとラクターゼの活性が落ちて乳糖を分解できなくなるのが普通です。

乳をずっと摂取している酪農民族の血筋や生活習慣においてずっと牛乳などのミルクを飲み続けてラクターゼの活性が落ちなかった人が例外なのです。

その為、粉ミルクを大人が飲むとお腹が緩くなり場合によって下痢の症状を起こしてしまう為、大人には合わないと言われているのです。

また、粉ミルクは100g中に500kcal以上も含まれており、高カロリーであると言えるでしょう。
※実際には一食分は乳幼児の発育状況によって異なりますが約20gです。

おにぎりだと100gで170kcalですから、かなり高いことがわかります。

その点から考えても成人向けではないのかもしれません。

大人の粉ミルクって高くない?

さて、乳幼児向け粉ミルクは栄養価は高いけど、乳糖が含まれていて高カロリーなので成人にはあまり向かないかもしれないと言うことが何となく理解できました。

では、大人向けを謳っている大人の粉ミルクはどうなのでしょうか?


こちらの森永乳業から販売されている大人の粉ミルク
まず、成分表から確認しましょう!

1食当たり20g表記だと乳幼児向けの粉ミルクと比較しにくいので、
同様に100g当たりの成分表記に直して記載します。

熱量:445kcal たんぱく質:17.5g 脂質:18g 炭水化物:56g  糖質:53g  食物繊維:3g 食塩相当量:0.7g ビタミンA:650μg ビタミンB1:0.85mg ビタミンB2:0.9mg ビタミンB6:1.0mg ビタミンB12:1.50μg ビタミンC:62.5mg ビタミンD:5.0μg ビタミンE:7.5mg ナイアシン:8.0mg パントテン酸:5.5mg 葉酸:165μg 亜鉛:3.0mg カリウム:620mg カルシウム:1,100mg 鉄:7.5mg マグネシウム:80mg リン:280mg ラクトフェリン:100mg リノール酸:2,250mg α-リノレン酸:225mg DHA:55mg 中鎖脂肪酸:5.0g ラクチュロース:450mg ガラクトオリゴ糖:450mg ルテイン:100μg ※100g当たり

原材料も併せて記載します。

でんぷん分解物、乳糖、乳たんぱく質、調整脂肪、三温糖、中鎖脂肪酸含有粉末油脂、カゼイン、難消化性デキストリン、ガラクトオリゴ糖液糖、ラクチュロース、精製魚油粉末、ビフィズス菌末、殺菌乳酸菌粉末、カゼイン消化物、乾燥酵母/炭酸Ca、クエン酸Na、リン酸K、塩化Mg、クエン酸、塩化K、レシチン(大豆由来)、リン酸Ca、炭酸K、V.C、ラクトフェリン、塩化Ca、香料、ピロリン酸鉄、V.E、ナイアシン、パントテン酸Ca、V.B6、V.A、V.B2、V.B1、葉酸、マリーゴールド色素、V.D、V.B12

うん?
カロリー高くない?
それに、原材料見たら乳糖がガッツリ2番目に多く含まれてるぞ?

まずは驚く心を落ち着かせて成分比較をしてみましょう。

成分乳幼児向け粉ミルク大人向け粉ミルク
カロリー514kcal445kcal
タンパク質11.7g17.5g
脂質27.8g18g
炭水化物55.4g56g
食塩相当0.38g0.7g
ビタミンA450μg650μg
ビタミンB10.4mg0.85mg
ビタミンB20.8mg0.9mg
ビタミンB60.4mg1.0mg
ビタミンB121.5μg1.5μg
ビタミンC65mg62.5mg
ビタミンD8.5μg5.0μg
ビタミンE4.5mg7.5mg
ビタミンK23μg不明

一部の成分を比較してみましたが、成分比較をまとめると以下のように言えます。

  • 大人向けの方が若干低カロリー
  • 大人向けの方が若干高タンパク
  • 大人向けの方が低脂質
  • 炭水化物(乳糖)の量は変わらない
  • ビタミン・ミネラルなど微量元素も大差ない

このように比較してみると確かに大人向けと謳っているだけあって、大人が欲している方向性に調整されていることが伺えます。

でもね…

私は2点不満があるのです。

それが乳糖価格です。

乳幼児向けの粉ミルクが大人に合わない理由として挙げられていたのが乳糖でしたね。
理由は乳糖を分解する消化酵素が授乳期を過ぎると分泌されにくくなってくるからでした。

ガッツリと入っているじゃん!!

成分表記にも堂々と乳糖と記載があります。

これで大人向け粉ミルクを名乗っても良いのでしょうか?

摂取量さえ気にしなければ影響が少ないのでしたら、乳幼児向けの粉ミルクを飲んでいるのと変わりません。

確かに大人向け粉ミルクは乳幼児用と比較して、高タンパクで低脂質かもしれません。
ですが、それに見合った価格でしょうか?

300gで2,000円近くします。

乳幼児向け粉ミルクは800g以上で2,000円未満です。

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価格を比較すると…
約3.09倍も違うことがわかります。

乳幼児向け粉ミルクと大人向け粉ミルクの違いとこの価格の違いに、
少なくとも私は納得できませんでした。

乳幼児用粉ミルクと大人用粉ミルクの違いは、

低脂質、若干高タンパクな点しかないのです。

大人が乳幼児向け粉ミルクを飲んでみた

さて、大人向け粉ミルクと乳幼児向け粉ミルクを比較してみたところ、価格差に合った違いを感じなかったので、乳幼児向けの粉ミルクを購入してみました。

今回購入したのは、和光堂から販売されている生後9ヶ月から3歳までを対象にしたフォローアップミルク『ぐんぐん』です。

和光堂 フォローアップミルク ぐんぐん 830gの缶タイプの外観

フォローアップミルクというのは離乳食期の幼児を対象としており、牛乳では摂取しにくい鉄分などの成分を補う目的で作られているものです。

9ヶ月までの乳幼児向けよりも味わいとして飲みやすいのでは?と思い、こちらにしました。

和光堂 フォローアップミルク ぐんぐんの使用量目安

私は成人ですから、分量はこちらの量を守らなくても良いのですが、色々と試した結果、カフェオレにはすりきり2杯がベストな気がします。

味わいについて

和光堂 フォローアップミルク ぐんぐんの粉ミルクでホットミルクを作ってみた。

まずはストレートにホットミルクにして飲んでみました。
正直、THE赤ちゃんの匂いって感じでそこまで甘くもなく美味しいとは言えませんでした。
ちゃんと糖分を追加しないと厳しいかもしれません。

和光堂 フォローアップミルク ぐんぐんの粉ミルクを用いてカフェオレを作ってみた

インスタントコーヒーの粉を追加してカフェオレにしてみましたが、砂糖を追加しないと甘さがなくて、粉っぽい赤ちゃんの匂いは健在で正直牛乳で作った方が美味しいです。
その後、すりきり3杯だったのが悪かったと気づき、2杯にして若干牛乳も加えてみたところ赤ちゃん臭い感じが消えて飲みやすくて美味しくなりました。

なぜ甘くないのか?

和光堂 フォローアップミルク ぐんぐんの原材料

原材料で一番多いのが乳糖です。
フォローアップミルクの方が乳糖の割合が多かったのは迂闊でした…
その分、甘いかな?なんて思ってましたが、意外と甘くなかったです。

何故なのかと乳糖について調べてみたところ…

乳糖は甘くないことが判明しました。

砂糖(ショ糖)の甘さを1.00とすると、乳糖の甘さは0.16しかありません。
その差は6.25倍違うわけです。

それは甘くないわけだ…

結論:乳糖に甘さを期待してはいけない

粉ミルクって甘くないんですね…
それを身をもって体感しました。

フォローアップミルクの成分量

フォローアップミルクの成分量はどうでしょうか?

和光堂 フォローアップミルク ぐんぐんの栄養成分表示

少し見にくいので抜き出しました。

100g当たり/エネルギー:482kcal たんぱく質:12.5g 脂質:21.4g 炭水化物:60.0g 食塩相当量:0.56g ビタミンA:360μg ビタミンB1:0.7mg ビタミンB2:1.0mg ビタミンB6:0.6mg ビタミンB12:1.6μg ビタミンC:72mg ビタミンD:9.0μg ビタミンE:5.4mg ビタミンK:20μg ナイアシン:5.3mg パントテン酸:4.0mg ビオチン:20μg 葉酸:110μg 亜鉛:1.6mg カリウム:750mg カルシウム:760mg 鉄:9.5mg マグネシウム:65mg リン:400mg リノール酸:3.4g α-リノレン酸:0.32g ドコサヘキサエン酸(DHA):80mg リン脂質:230mg β-カロテン:30μg ヌクレオチド:6mg ガラクトオリゴ糖:1g 塩素:510mg 灰分:4.0g 水分:2.1g

乳幼児向け(生後9ヶ月まで)粉ミルクと比較してポイントをまとめてみました。

  • 低脂質・高タンパクである
  • 若干低カロリーである
  • ミネラルが多い
  • 鉄分が多い
  • 亜鉛の量は少ない

つまり、大人向け粉ミルクに近い成分です。

大人向け粉ミルクを購入するならば、こちらで十分なんじゃない?

これが私の結論です。

和光堂 フォローアップミルク ぐんぐんのスプーンとすり切りの様子

ちなみに大人向け粉ミルクには付属していないスプーンも付属してます。
投入しやすい形状で粉をこぼす事なく容器に入れられます。
そして、蓋にすりきり部分があるので軽量もとても簡単です。

やっぱりこれでいいじゃん!!

乳糖が入ってない粉ミルクもあった?

色々と調べてみたところ、大人向けの粉ミルクにお腹が緩くなる原因である乳糖が原材料に使われていない粉ミルクを見つけました。

原材料は下記の通りです。

脱脂粉乳、デキストリン、乳たんぱく、水溶性食物繊維、ドロマイト、豚コラーゲンペプチド、チコリ由来オリゴ糖、粉末油脂、パン酵母末、植物油脂、でん粉、精製魚油粉末(大豆を含む)、殺菌乳酸菌粉末/クエン酸K、乳化剤、酸化Mg、V.C、香料、糊料(増粘多糖類)、グルコサミン(えび・かに由来)、ヒアルロン酸、ピロリン酸第二鉄、V.E、パントテン酸Ca、ナイアシン、V.B6、V.A、V.B1、V.B2、葉酸、V.D、V.B12

なんと!乳糖の表記がありません。

ですが、調べてみると脱脂粉乳には乳糖が含まれているようです…
脱脂粉乳のうち半分は乳糖で構成されているようですので…

乳糖が入っていると言って良いでしょう。

大人向け粉ミルクにも良品あり!

先ほどのアサヒの大人向け粉ミルク、乳糖表記を避けて脱脂粉乳と記載しているあたり卑怯だな…なんて思いましたが、実は栄養素はとても豊富なことがわかりました。

成分表も確認してみますと…

100g当たり エネルギー:345kcal たんぱく質:25.75g 脂質:4.2g 炭水化物:56g 糖質:46.5g 食物繊維:9.5g 食塩相当量:0.55g ビタミンA:850μg ビタミンB1:1.05mg ビタミンB2:1.55mg ビタミンB6:1.0mg ビタミンB12:3.5μg ビタミンC:195mg ビタミンD:21μg ビタミンE:5.5mg ナイアシン:8.5mg パントテン酸:6.5mg 葉酸:185μg カルシウム:1700mg マグネシウム:1,000mg リン:475mg カリウム:1,500mg 鉄:15.5mg 亜鉛:6.5mg 銅:0.55mg マンガン:2.25mg セレン:29μg クロム:44μg モリブデン:55μg

乳幼児用の粉ミルクと比較しても、

タンパク質量は
乳幼児用が11.7gに対して25.75g

脂質は
乳幼児用が27.8gに対して4.2g

低脂肪高タンパクに仕上がってます。

更にはビタミン、ミネラルなどの微量元素も乳幼児向け粉ミルクより多く含まれているため、これならば乳幼児向けと比較しても栄養素が豊富に含まれていると言えるでしょう。

大人向け粉ミルクが悪かったのではなく、森永乳業の粉ミルクの含有量が乳幼児向け粉ミルクと大差なかったことになります。

値段も森永乳業と比較しても安価です。

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大人向け粉ミルクならば森永乳業よりもこちらを選んだ方が良いでしょう。

実は雪印からも大人向け粉ミルクが発売されているのですが、こちらも栄養素が豊富でした。

こちらは正直に乳糖が原材料に記載されてますね。

脱脂粉乳(国内製造)、デキストリン(でんぷん糖化物)、植物油(パーム核油、パーム油、カノーラ油、大豆油)、乳糖、ガラクトオリゴ糖液糖、全粉乳、乳清たんぱく質濃縮物、酵母/炭酸カルシウム、クエン酸K、ビタミンC、ビタミンE、ピロリン酸鉄、ナイアシン、ビタミンA、ビタミンB1、ビタミンB6、葉酸、ビタミンK、ビタミンB12、ビタミンD、(一部に乳成分・大豆を含む)

成分表も確認してみます。
こちらも乳幼児向けの粉ミルクに合わせて100g当たりの分量に直してみました。

エネルギー:410kcal たんぱく質:25.0g 脂質:9.0g 炭水化物:57.5g 食塩相当量:0.85g ビタミンA:1,045µg ビタミンB1:0.9mg ビタミンB2:0.9mg ビタミンB6:0.6mg ビタミンB12:2.5µg ビタミンC:50mg ビタミンD:1.5µg ビタミンE:5.0mg ナイアシン:9.0mg パントテン酸:2.0mg 葉酸:65µg カルシウム:750mg リン:530mg 鉄:1.9mg カリウム:1,070mg マグネシウム:195mg 亜鉛:3.5mg セレン:15µg トリプトファン:330mg リノール酸:1,100mg α-リノレン酸:200mg DHA:70mg ガラクトシルラクトース1,000mg 塩素:605mg

安価と言っても乳幼児向け粉ミルクと比較するならば高価なので、その点を考えればコストを選ぶのか、1回で摂取できる栄養分を優先するのかで決めたら良いかと思います。

価格的にはアサヒの粉ミルクより安いのですが、その分成分も少し控えめです。
しかし、それでも十分に高タンパク低脂質なので価格が安い方が良いのでしたらこちらの雪印の粉ミルクが良いでしょう。

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まとめ

大人向け粉ミルクは正直価格が3倍ということもあり、15回分で2,000円弱と考えるとコストパフォーマンスは少し低いようにも感じます。

結局は大人向けの粉ミルクにも乳糖が含まれており、お腹が緩くなってしまう可能性はあるため、乳幼児向けの粉ミルクだからお腹を壊す、大人向けは大丈夫と言ったことはありません。

大人向け粉ミルクは最大手で一番売れている森永乳業の「ミルク生活」や「ミルク生活プラス」はお勧めできません。
こちらを購入するならば乳幼児向けを購入した方がマシです。

しかしながら、成分的にみると、アサヒの「カラダ届くミルク」や雪印の「プラチナミルクforバランス」はしっかりと低脂質高タンパクで、ビタミンや微量元素なども乳幼児向けの粉ミルクより多いため良いかもしれません。
値段も森永乳業のミルク生活よりも安価です。
こうなるとミルク生活を選ぶ理由がわかりません。

  • 大人向け粉ミルクにも乳糖が含まれている
  • 乳幼児向け粉ミルクと比較して価格が約3倍
  • 森永乳業のミルク生活を選ぶ理由がない
  • アサヒと雪印の大人向け粉ミルクは
    低脂質高タンパク・富栄養である
  • フォローアップミルクを選ばなくても良い

私は現在、乳幼児向けの粉ミルクを購入して愛用しており、こちらでも十分に満足しておりますが、色々と調べてみたら大人向け粉ミルクの中には良い商品も存在していることがわかったため、価格が安くて低脂質高タンパクな雪印の大人向け粉ミルクもお試しで購入するかもしれません。

皆様は粉ミルクどれを購入しますか?

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